過払いになる理由について

過払い金は取り戻すことが出来ると言いますが、過払い金と言うのはクレジットカードやキャッシングなどの返済に含まれる利息の内、本来支払う必要が無い過剰利息を意味しており、返還請求を行う事で過去に支払い続けた過剰利息を取り戻せるのです。そもそも過払い金と言うものが何故在るのかと言いますと、これは貸金業法が改正される以前の金利に問題が在ったからなのです。貸金業法は平成18年12月20日に公布が行われ、その4年後となる平成22年6月18日完全施行された法律であり、貸金業法により利息宣言法を超える金利は法律違反、過払いに値すると言う事が定められました。金利の法律には利息制限法と出資法の2つの法律が存在しており、どちらも超える事で法律上違反と言う事になりますが、従来の出資法の上限金利は29.2%、利息制限法の上限金利は現在と同じく20.0%になります。

貸金業者は出資法の上限金利を超える金利を適用して貸付を行うと処罰の対象となりますが、利息制限法と出資法の間の金利のグレーゾーン金利を適用してキャッシングの貸し付け、クレジットカードの金利として適用していたのです。しかし、貸金業法が改正された時に、出資法の上限金利は利息制限法の上限金利まで引き下げられた事、グレーゾーン金利は廃止されました。そして、利息制限法を超える金利でもあるグレーゾーン金利は違法であり、過払いになることが可決され、返還請求を行う事で過剰利息を取り戻せるようになったのです。

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