過払い金請求でもブラックリストに記録されるのか

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とは個人再生士業

最近よく耳にする過払い金請求ですが、過去に払い過ぎた利息を取り戻せることが評判を呼んで、多くの人が実行されていますが気を付けたいこともあります。以前は過払い金請求をすれば信用情報機関の信用情報に「契約見直し」として記録が残ってしまいました。このことにより新たな借入をしたくても審査が通らないなどのデメリットがありました。しかし利用者に過失が無いにも関わらずデメリットが生じることはおかしいということで、2010年4月に「契約見直し」の登録は廃止されました。

このことによって多くの人が躊躇なく払い過ぎた利息の返還請求をすることが出来るようになりました。しかし現在でも利息の返還請求をすることによって信用情報に事故情報が記録されてしまうケースがあります。それは借金の返済がまだ済んでいない状態で金利の引き直し計算を行った結果、債務が残ってしまうケースです。この場合だと利息制限法の上限金利を超えて支払っていた金利を残債に充当しただけであり、過払いがあったことになりませんので債務整理の一つの方法である任意整理を実行したことになってしまいます。

そうなりますと信用情報に事故情報が残ることになりますので、その後5年間は様々な審査が通らないことになってしまいます。また同様に債務が残っている状況で過払い金請求を行った結果、債務が完済され過払い金が発生した場合でも、債権者と合意に至るまでの間、信用情報に事故情報が記録されることがあります。

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